今、地域の里地里山は、一見して美しい自然景観を保ちながらも、豊かな人間社会の生活環境とは裏腹に農地・山林・竹林などの荒廃化が否応なく進んでいます。そんな中で、先ずは身近な里地里山の整備と活用と生物の多様性をも意図した『野良の芸術』づくりを目指しつつ、『農民文学誌』の表紙絵原画を小宅に常設・公開展示した私設美術館をこの度開館しました。
併せて、今取り組むべきSDGsの17の目標の一つから、陸(大地)の豊かさを守ること。すなわち、身近な里地里山の劣化の阻止と回復と生物の多様性の損失を阻止する活動を細やかながら実践していきます。目の前の竹林や山林と畑にて持続可能な経営事業の実施に取り組み、自然生息地の劣化を抑制し絶滅危惧種を保護するなど、地域の里地里山に相応しい意味のある方策を講じるよう具体的に取り組みます。
そして、地域の四季折々の美しい自然環境の中に分け入るようにして、古民家風の「館」と「竹林」と「畑と山林」を活用した『モノづくり』『心づくり』『生きる力づくり』にこだわった「現代版寺子屋塾“無尽蔵“」の解説も合わせたミュージアムであります。
子どもも大人もお年寄りも、里地里山の自然の恵みを享受し、先人の知恵と教えからの豊かさあふれる暮らし文化を学ぶ、『モノづくり』『心づくり』『生きる力づくり』を目指した遊び学ぶ寺子屋塾を美術館開館と共に、開塾することにしました。
あつぎ飯山の春夏秋冬の自然環境をベースに、古民家風の小宅和室から始まり、身近な竹林や川や山林、地域のフィールドワークを取り入れた実践的体験的な活動をふんだんにカリキュラム化して取り組みます。
1947年生まれ、74歳。元公立小学校長・私立幼稚園長と私立初等学校長を歴任し、2022年4月15日より「あつぎ飯山野良の芸術美術館」館長、兼ねて「現代版寺子屋塾“無尽蔵“」塾長となる。
これまでの教職歴に合わせて「社会教育主事」として学校教育外の成人教育・女性教育・高齢者教育や人権教育など、広く生涯学習社会の推進等、学ぶ機会あり。
そして、芸術活動では「心象作家協会」所属や和凧制作に没頭したり京都造形芸大にて「芸術環境研究」に取り組み、現在「芸術環境学会」に所属。
また、現在は地域奉仕活動として地域の里地里山活動「花の里づくり」に取り組むみどりと清流のふるさと創造委員長、郷土芸能活動の「飯山白龍の舞保存会会長」に取り組む。
ペンネームは「小嶋冨五郎」。